2020.12.31【釧路市音別】三等三角点「天狗森」(200.5m)
2020年末日から2021年1月5日までの正月休みで、釧路~松前までの太平洋沿岸ドライブ・兼「天狗」名三角点巡りを企てました
(なぜ日本海でなく太平洋沿岸ドライブなのかというと、年末年始は日本海側に暴風雪警報が発令されていたからです)
記念すべき一座目は、音別川支流沿いに位置する標題の三等三角点です
JR釧路駅付近にて
音別川の左岸に沿って長閑な畑の風景が広がる道を進んでいき、途中から国土地理院地図上に一本の実線で示される農道へ入って行きます
音別川を跨ぐ橋を渡ると、ほどなくして左手に王子製紙社有林の標識が立つ林道が分岐しているのが見えます
近くの車一台停められるスペースに駐車させていただき、スタートしました
地形図上では橋マークが川を跨いでいるところは水没しており、表面に氷が張ってスケートリンク状態になっていました
軽い気持ちで横断しようとしたところ、アクロバティックなポーズのまま数m滑走しました
何らかの事情で水没してしまったのか、元々こういう道なのかは不明です
作業車は果たしてこの上を走るんでしょうか
地形図上に実線で記される林道を、要所要所でショートカットしながら進んでいきます
釧路市近郊の山を/この時期に歩いたのは今回が初めてで、道北の豪雪地域出身の私は雪の少なさにカルチャーならぬネイチャーショックを受けました
藪は林床にへばりついているような程度で、尾根歩きもさながらドッグランのようでした
作業道跡を辿ったり膝下程度の笹原を歩いたりしながら、林道の終着地点を目指しました
地形図に示される実線の道は三角点「天狗森」から1kmほど手前で途切れています
そこは眺めのいい尾根上で広場のようになっていました
ピクニックに丁度良さそうですね
ここからは尾根に沿って笹原の中を進みます
尾根上は倒木やツル性の樹木が多く時折足元に引っかかりますがさほど気になる程ではなく、笹も相変わらず芝生のように低いのでとても歩きやすいです
腰くらいまでの笹も、軟弱で密度は薄く歩きやすいです
眺めも良いです
ピークは馬の背状に広くなっており、三角点が見つけにくいです
”背骨”に沿って脛丈程度の笹を足で払いながら探し歩きました
12:05 三等三角点「天狗森」
柱石の端が欠けており、年季が入ったようすです
国土地理院HPの基準点成果等閲覧サービスで調べたところ、「1974年以降観測されていない」とありました
行きでぶつかった作業道跡を辿りながら下山してみることにしました
来た道とは反対方向に分岐していた、地形図上に破線で記される林道を歩いて駐車場所まで戻りました
♪スピッツ「優しいあの子」
2020年の”天狗納め”に相応しい楽しい山歩きでした
そして正月休みの”太平洋沿岸天狗巡り”、幸先良いスタートです